株式投資の指標
- 田中 成和
- 6月23日
- 読了時間: 3分

6月中旬で37℃の気温は異常気象で、
そんな中、ゴルフに行く私も異常な人なのかもしれないと思いながらも、
先週、滝のように汗をかいてゴルフをしてきました。COOの田中です。
最近の話題ですと、6月はIPOの銘柄が多い!!!
なので、抽選を申し込んでいるのですが、まあ当たらない。。。。
当たらないので、まじめに企業分析をしてセカンダリー投資をしようと考えています。
そこで今回は購入する銘柄の分析・選定のために、株式投資の指標についてみていきます。
1. PER(株価収益率):株価が割高か割安か?
PER(ピーイーアール)は「Price Earnings Ratio」の略で、
株価がその会社の利益と比べて高いか安いかを見る指標です。
計算式:PER = 株価 ÷ 1株あたりの利益(EPS)
たとえば、株価1,000円でEPSが100円なら、PERは10倍です。
目安:
PERが低い(例:10倍以下) → 割安とされることが多い
PERが高い(例:30倍以上) → 割高だが、成長期待がある企業かも
ただし、業界によって基準は変わるので、同業他社と比較するのがコツです。
2. PBR(株価純資産倍率):会社の“資産価値”との比較
PBR(ピービーアール)は「Price Book-value Ratio」の略で、
企業の資産価値に対して株価が高いか低いかを見ます。
計算式:PBR = 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
目安:
PBRが1倍以下 → 純資産以下の株価。解散しても株主にお金が残る可能性あり
PBRが高い → 利益率やブランド力に対する期待が高い
資産重視の投資家(バリュー投資家)にとって、PBRは重要な指標です。
3. ROE(自己資本利益率):株主のお金をどれだけ増やしてくれるか
ROE(アールオーイー)は「Return on Equity」の略で、
株主が出資したお金に対してどれくらい利益を出しているかを示します。
計算式:ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)
目安:
ROEが高い(10%以上) → 儲ける力が強い会社
ROEが低い → 利益率が悪い or 自己資本が多すぎる
ROEが高い企業は、効率よく利益を出していると評価されます。
4. 配当利回り:どれくらい“お金が返ってくる”か
株を持っていると「配当金」がもらえることがあります。
その利回りを示すのが配当利回りです。
計算式:配当利回り = 1株あたりの年間配当金 ÷ 株価 × 100(%)
目安:
3〜5% → 比較的高配当とされる
6%以上 → 業績不安や一時的要因がないか注意
配当は“利益のおすそ分け”。安定して配当を出している企業は人気があります。
5. 売上高・営業利益:企業の“本業”をチェック
どんなに株価が安くても、会社の本業が伸びていなければ将来は不安です。
そこで見たいのが「売上高」と「営業利益」。
売上高:会社が商品やサービスを売った金額の総計。
営業利益:売上から経費を引いた“本業”のもうけ。
ポイント:
売上・営業利益ともに右肩上がり → 成長企業
毎年バラつきがある → 景気や競争に左右されやすい業種かも
売上や利益が着実に成長している企業は、長期投資に向いています。
指標を“組み合わせて”見るのがポイント!
指標は一つだけで判断せず、複数を組み合わせて総合的に判断するのがコツです。
たとえば…
PERが低いのに、ROEが高い → 割安で優良な可能性あり
配当利回りが高すぎるけど、利益が減っている → 配当が下がるかも?
また、数字は“過去”の実績です。未来を占うものではないので、業績予想や将来性も合わせて確認しましょう。
まとめ:数字は怖くない、味方にすれば強力な武器
株式投資の指標は「会社の健康診断書」のようなものです。
何度か見ているうちに、自然と読み方が身についてきます。
まずは気になる企業をいくつかピックアップして、今回紹介した指標をチェックしてみてください。
数字が読めるようになると、投資がもっと楽しく、そして戦略的になります。
楽せず、楽しくいきましょう~
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