自社株式の買い取り
師走ですね。
師走とは、陰暦(旧暦)12月のことで、
読み方は「しわす・しはす」です。
明治初頭から陽暦を採用している日本では、1年間を1月~12月で表しています。
しかし、それ以前は季節感が分かるように和風月名で各月を表していました。
その和風月名の最後の月である12月を師走と呼んでいます。
師走という言葉の由来は、師匠である僧侶がお経をあげるために、
東西を馳せる月という意味の「師馳す(しはす)」という説が最も有力だそうです。
つまり、めちゃくちゃ忙しいということですね。非常わかります。
ちなみに、給料日が25日なのは、古くはつけで取引(買い物)をし、
晦日(大晦日ではなく毎月の末のこと)払いとしていることが多くて、
その払いにあわせて末より少し前になったか、給料日が先で末払いになったかはわかりませんが、
この辺りが理由らしいです。
最近ふるさと納税を何にしようか迷っているCOOの田中です。
今回は、自社株買いの手続きについてです。
会社での手続き
①取締役会決議or株主総会決議
②株式譲渡契約締結
③払込金額の支払い(みなし配当分を源泉徴収した金額)
④みなし配当分について、源泉所得税を徴収し、配当等を支払い又は交付した月の翌月10日までに納付
⑤会計の仕訳の記帳、法人税申告書に反映
仕訳
申告書
⑥法定調書の提出(支払確定日(記名)又は支払った日(無記名)から1か月以内)
個人での手続き
・確定申告が必要
→下記の所得を加えて申告
配当所得(配当等とみなされる部分の金額)
発行会社への株式の譲渡対価として取得した金銭等のうち、
発行会社の税務処理で利益積立金の減少とみなされるべき金額
譲渡所得
発行会社への株の譲渡対価として取得した金銭等の額から、
みなし配当の金額及び株式の取得価額を除いた金額が譲渡所得等の金額
※また、無償または低額で株式を取得する場合には、他の株主の株式の価値が上昇するため、
贈与税がかかる場合があり、その時には贈与税の申告書を提出しないといけなくなる時があります。
楽せず、楽しくいきましょう。
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