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朝三暮四

  • 田中 成和
  • 2020年8月25日
  • 読了時間: 3分


普通に日常生活していると、

ハラハラすることとかドキドキすることが

非常に少なく、

イライラすることは

多いかもしれませんが、、、涙

ダーツをしていると、一喜一憂することが多く、

いや、一喜一憂できることが多いです。

例えば、クリケットをしていて、

相手が最初にラウンド1回目で20のトリプルに入ったりすると

「ああ、やばい、負けるかも」と思ってても、

最終的に勝てたときとかはとても嬉しいですし、

ラウンド14回、残り6投で、95対88くらいの僅差のときとかは、

1投1投かなり重要になってくるので、ハラハラします。

(プロの世界大会のあの舞台で、あんな小さい枠にバシバシ入るのは本当にすごいと思います)

夜の遊びといえば、ビリヤード派だったのですが、

最近はめっぽうダーツにハマっている営業部長の田中です。

 

人生は、

感情の振れ幅が大きければ、大きいほど

豊かになると考えているのですが、

ビジネスとなるとそうはいかないです。

 

ここで、朝三暮四ということばがあるのですが、

一喜一憂しているとこの朝三暮四の状態に陥ってしまいがちです。

朝三暮四とは、目先の違いに気をとられて、

実際は同じであるのに気がつかないこと。をいいます。

 

また、この言葉の由来は、

中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、

朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、

朝に四つ、暮れに三つやると言うと、

たいそう喜んだという「荘子」斉物論などに見える故事からきているそうですが。

この猿は、実は一喜一憂したのではないかもしれません。(゚Д゚;)

とういのも、会計的には、この時間的価値というもの、

その現在の価値を算定するという考え方があります。

 

もう少し詳しく、

お金は時間が経てば、経つほどその価値は上がっていくのです。

なぜか?

身近なところで、銀行にお金を預けると、

利息というものがもらえます。(すごく少ないですが)

これは、お金を他に利用することができるため、

そのお金を運用する時間に対しての価値があるため、

その時間に価値を見出しているのです。

会計においては、この考え方に基づいて、価値を算定する機会がとても多く、

株価の算定にも用いられます。

株価の算定には、さまざまな方法があるのですが、

その中でこの時間的な価値を考えて、

算定する方法はDCF法というものがあります。

DCF???なんぞや?

Discounted Cash Flowです。

割引キャッシュフロー、(割り引いたお金ですね)

将来入ってくるお金を割引いて現在の価値を算定します。

割引く!?

そうです。割引きます。

 

割引き方は、

例えば、田中銀行に100円を預けると、

年利10%なので、1年後に10円の利息が付きます。

そうすると、今の100円が1年後に110円になります。

この計算式は、100×1.1=110です。

割り引くというのは、この逆をする、つまり割る(÷)。

1年後の110円って今いくらなん?って時に、110円を1.1で割ります。

この計算式は、110÷1.1=100です。

割り算をして、算定するから割引きと呼びます。

この計算を会社に将来入ってくるお金でするのが、DCF法です。

 

まあ、会社となると、

将来どれだけお金が入ってくるのかとか

割引率って何%になるのかとか

どれだけの期間で算定するのかとか

単純にはいかないですが、

もしかすると猿はこのDCF法を知っていて、喜んだのかもしれませんね。






 
 
 

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