論語
- 田中 成和
- 4月17日
- 読了時間: 4分

最近は学習のモチベーションが高く、
昨日の自分より成長しようと頑張っているのですが、読書が好きで本から学ぶものが多く、
昔に読んだ有名な本の読み返しております。COO田中です。
直近で読んだ本は「論語」
いいこと書いてありますね。
昔から読み継がれている本は、読み継がれるだけの学びが含まれています。
そこで今回は「論語」についてです。
「論語」ってなに?現代に活かす孔子の教え
「子曰く(しのたまわく)――」
どこかで聞いたことがある、古めかしいフレーズ。
でも、「論語」ってなんだか難しそう、古臭い、そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「論語」の魅力を、現代人にもわかりやすく紹介します。
論語ってどんな本?
「論語」は、中国春秋時代の思想家・孔子(こうし)とその弟子たちの言行録です。
簡単にいえば、孔子の“名言集”みたいなものです。
孔子が教えたのは、「どうすれば人はより良く生きられるか」。
このテーマは、2000年以上経った今でも、私たちにとって普遍的な問いですよね。
「論語」は全部で約500以上の言葉(章句)から成り立っていて、
弟子たちが孔子との会話を記録したものが中心です。
だから、とても人間味にあふれていて、会話形式でスッと心に入ってくるのが特徴。
難しくない!論語の有名な言葉たち
では、具体的にどんな言葉があるのでしょうか?
ここでいくつか紹介してみましょう。
「学びて時に之を習う、亦(また)説(よろこ)ばしからずや」
意味:学んだことを繰り返し復習するのって、やっぱり楽しいことだよね。
勉強って「やらされる」ものだとつまらないですが、
自分から「知りたい!」と思って取り組むと面白く感じますよね。その喜びを大切にしようという孔子の言葉です。
「己の欲せざる所、人に施すこと勿(なか)れ」
意味:自分がされたくないことは、人にもしてはいけない。
これは「ゴールデンルール」とも呼ばれ、世界中の道徳の基本になっている考え方です。
他人の気持ちを思いやるという、非常にシンプルだけど深い教えですね。
「三人行えば、必ず我が師あり」
意味:3人で歩けば、その中に自分の先生になってくれる人がいる。
つまり、どんな相手からも学べることがあるという謙虚さの大切さを説いています。
上司だけでなく、後輩や子どもからでも学ぶ姿勢を持つこと。それが人としての成長につながるということです。
論語はビジネスにも効く?
一見すると「論語」は古い道徳の本のように思われがちですが、実は現代のビジネスシーンでも非常に役立ちます。
例えば、論語では「仁(じん)」というキーワードが重要視されています。
これは「思いやり」や「誠実さ」を意味しますが、上司や部下、取引先との関係でも、
こうした姿勢は信頼を生み、結果的に成果にもつながるでしょう。
また、「礼(れい)」も重要な概念です。
これは単なる礼儀作法ではなく、相手を尊重する心を形にすること。
つまり、形だけのマナーではなく、「なぜそれをするのか」という心の部分が大切だということです。
なぜ今、論語なのか?
現代はスピード重視、効率重視の時代です。
しかしその反面、人間関係の希薄さや心の余裕のなさが問題になっています。
論語には、「焦らず、でも怠けず」「他人を思いやる」「自分を律する」
――そんな“当たり前だけど忘れがち”な価値観が詰まっています。
しかも、「こうすべき!」と命令口調ではなく、
「私はこう思うけど、君はどう?」と問いかけるような文体が多いのも魅力。
押しつけがましくなく、そっと心に響くのです。
論語を暮らしに取り入れるには?
難しい漢文を読む必要はありません。
最近は現代語訳やマンガ版、ビジネス書スタイルでまとめた論語の本も多く出版されています。
まずは一日一言、自分の心に響く言葉を選んで、それを「今日の指針」にしてみる。
スマホのメモや手帳に書いておくだけでも、ふとしたときに立ち返ることができます。
たとえば――
「今日は誰かに優しい一言を言ってみよう」
「自分のミスを素直に認めてみよう」
「焦らず、今できることをやろう」
そんな小さな実践の積み重ねが、きっと日々の充実感を高めてくれるはずです。
おわりに
「論語」は、決して昔の偉人だけの教えではありません。
むしろ、現代にこそ必要な“人としての在り方”を優しく、そして深く教えてくれる人生の道しるべです。
疲れたとき、迷ったとき、誰かとぶつかったとき。
そんなときこそ、孔子の言葉に耳を傾けてみてください。
あなたの心に、そっと寄り添ってくれる言葉が、きっと見つかるはずです。
楽せず、楽しくいきましょう~
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