確定申告の豆知識シリーズ~配当所得の有利不利~
最近、COOのたなかくんと「オンオフのスイッチ」の話をしたので、
ちょっとご紹介します。
皆様、オンオフの切り替えってどのようにしていますか?
というかオンオフの切り替えってできます?
話のきっかけはこれから繁忙期なので、
どうやって心身をリフレッシュするか、というところから始まったのですが、
オフだ!って休もうとしても、
どうしても仕事のことを考えちゃって、
スイッチをオフにしきれない経験ないですか?
僕らは特にその傾向が顕著です。
どうせやらないのに、
「あれやらなきゃ」
って思っちゃうともうおしまい。
なんかソワソワするんですよね。
考えないって難しいんです。
だから発想の転換が必要だってことに気づきました。
オフにするのではなく、
仕事以外のスイッチをオンにするんです。
そのスイッチはなんでもいいです。
僕ならバスケのこととか、漫画のこととか、ゲームのこととか。
おっと、一番大事な家族のことが抜けました。
オンオフなんて僕らのような凡人は無理で、
それこそ悟りを開くようなものです。
他のスイッチを入れるように意識してみましょう。
どうも、肥満1度の公認会計士・税理士・印紙税管理士・お肉博士の金子です。
寒くなってきましたね。
こうなると、もうそろそろあの時期です。
そう、確定申告ですね。

皆様、準備はいかがでしょうか。
ここ2年は申告期限の延長がありましたが、
今年は今のところ延長はありません。
例年通り3月15日期限となっております。
ということで、今回は、確定申告についてです。
突然ですが、株式投資ってやってますか?
コロナ下で投資始めましたって方も少なくないかと思います。
株式持っていると配当もらえますよね。
今回はその配当がある場合の確定申告についてざくっと解説します。
だいたい特定口座使っている
特定口座ってなんだ?っていう人もいらっしゃるかとは思いますが、
配当って、一部税金が引かれてるんです。
その税金を預かってもらって、
証券会社とかが代わりに納税してくれているんですね。
なので、損得考えなければ、そこで課税関係完了しますので、
特定口座の場合は確定申告不要となります。
損得とは?
ここが大事なところですよね。
実は、配当がある方は損得を考える必要があります。

この通り、3つの選択肢があります。
・確定申告しない
・申告分離制度を選択
・総合課税制度を選択
この中でご自身にとって最善の選択肢をとる必要があります。
細かい条件が色々あるのですが、
大きな目安だけお伝えします。
(細かくはお近くの税理士に)
確定申告しない方が有利な方
→所得が900万超の方
※源泉徴収の税率が住民税含めて20.315%だから
申告分離制度が有利な方
→株式の譲渡損失がある方
※配当所得と譲渡損失を損益通算できるから
総合課税制度が有利な方
→上記に当てはまらない方
※配当控除が使えるし、累進課税でも20.315%より低いから
ただし、還付額と手間を考えると実質損することもあるのでご注意を。
ざっくりと書いただけでもメンドクサイって感じますが、
本当はもっと細かいことも考える必要があります。
時間は有限なので、還付額と相談しながら
どこまでやるか決めてみてください。
なんとか今月中に確定申告を終わらせて、
お客様の確定申告に臨みます。
楽せず楽しく生きましょう。
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