領収書とレシートの違いは?どっちがいいの?
- 金子 洋樹
- 2017年10月24日
- 読了時間: 3分
先日お客様からお問い合わせいただいて、皆さん意外にご存知ないようでしたので本日はこちらのテーマです。
【領収書とレシートどっちがいいの?】問題です。
「領収書をもらわないと経費にならない」
とか、
「レシートは税務調査の時に証拠にならない」
とか。
いろいろな噂が巷には広がっているようです。
なんとなくですが、レシートは簡易なもので、領収書は正式なものというイメージでしょうか。
領収書とレシート、どっちがいいの?

はい。ハッキリ申し上げます。
・・・
どっちでもいいです。
おいおい(怒)という声が聞こえてきそうです。
しかし、領収書とレシートの違いって何でしょう。
領収書を英語にすると<receipt>です。同じですね。
日本では、領収書は手書き、レシートはレジから出るものという違いはあります。
でも、どちらもお金を支払ったことが証明されます。同じですね。
いやいや、うちの会社では領収書がないと精算してくれないんだよ!という方。
ぜひ、経理担当の方に尋ねてみてください。
ちゃんとした回答は返ってこないと思いますよ。
(ルールだから、とか規則だからとか)
察するに昔のレシートは簡素なものが主流だったことと、領収書は押印があることが一般的ですので日本のハンコ文化と重なった点が要因ではないかと。
店名、電話番号、品目等の記載がないレシートばっかりだったですし、レシートには押印ないですし。
ただ、今は店名、電話番号、品目は普通に印字されているレシートが多いです。
さらに、押印がないと支出を証明する正式な書類だと認められないなんて法律どこにもありません。
大切なことはいつ、誰に、何に、いくら支払ったか、が分かることです。
したがって、領収書がなければ絶対に経費にならないかといえばそもそもそんなこともありません。
例えば取引先主催のパーティーに参加したときのご祝儀なんて領収書はでませんよね。
でも、経費になります。
この場合、招待状に祝儀の額を記載(メモ)しておくことで充分代用可能です。
むしろ、領収書よりも中身の分かるレシートの方がよかったりします。
内容が分からないようにあえて領収書にする、なんてことしてないですよね?
さらに、事業への関連性がどこまであるのか、が重要です。
極論ですが、レシートだろうが、領収書だろうが事業への関連性がないものはそもそも経費にならないのです。
自分の子供の服を買った費用はもちろん経費にならないですよね。
わざわざレジで領収書をもらっていた皆様へ。
特別な事情がない限りその行為は時間の無駄なのでやめましょう。
皆様の貴重なお時間がもったいないです。
今日も楽せず、楽しい1日を過ごしましょう。
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