換価の猶予って知ってる?
終わった!
終わりましたよ!!!
そうです。確定申告です。
今日が最終日でした。
皆様期限内申告及び納付は完了していますでしょうか。
昨日から断続的にe-taxがエラーになっていて、
何はともあれ、
お疲れ様でした!!
私は全お客様の申告が11日に終わったので、
とてもすがすがしい気持ちで土日を過ごせました。
どうも、公認会計士・税理士・印紙税管理士・お肉博士の金子です。
さて、本日は確定申告と関連して、
思ったより税金が多くて払えない!
という方向けの手続を解説します。
ちなみに、国税と地方税で用語が若干異なりますが、
基本的には国税について書いていきます。
意味はだいたい同じです。
そもそも滞納するとどうなるの?
延滞税がかかる!
まずは、納期限の翌日から完納するまでの間、罰則としての利息を払うことになります。
最初の2ヶ月は年利2.4%、それ以降は年利8.7%です。(令和4年の場合)
銀行の借入金利よりも圧倒的に高い金利が設定されています。
督促状が来る!!
延滞税が計算された納税すべき金額が書かれたお手紙です。
最悪でもこの段階できちんと払いましょう。
これを無視すると?
差押えされる!!!
行政処分のかなり重いやつです。
代表的なところで言うと、
不動産、給与、預金です。
特に給与とか差押えされると会社にもばれることになります。
でもお金ないんだもん!
そういう場合に納付を猶予する制度があります。
換価の猶予って知ってる?
換価とは、差し押さえた財産等をお金に換金することです。
換価が猶予される=納付を1年間待ってもらえる制度です。
ただし、以下のすべてを満たす必要があります。
1 一度に納付すると、その事業の継続又は生活の維持が困難になるおそれがあること。
2 納税について誠実な心を持っていること。
3 国税の納期限から6月以内に換価の猶予の申請書を提出する。
4 換価の猶予の申請に係る国税以外の国税の滞納がないこと。
5 できれば担保の提供があること。
意外にふわっとしています。
割と真摯かつ柔軟に対応してくれるので、
まずは税務署に相談してもいいと思います。
ちなみに似たような手続きに、
納税の猶予、という制度もあります。
これは、災害等により納付が困難な方向けなので、
基本的には換価の猶予の申請になろうかと思います。
納税の猶予、の方が分かりやすいと思うのは私だけでしょうか?
何事も税金関係はややこしいことが多いです。
そんな時はお近くの税理士にご相談いただければと。
コミュニケーション能力が日本で一番高いと噂されている、
税理士法人AT PLUSへぜひご相談を。
暖かくなってきたのでお花見でもしたいなぁと思っています。
外でお酒飲むと白い目で見られちゃうのかしら?
楽せず楽しく生きましょう。
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