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税金の壁多すぎて分からんって人へ

あっついんだか、涼しいんだかよく分からないですね。

朝晩は結構秋らしくなってきましたが、

日中の暑さはまだまだ真夏ですね。


昨日スーパーに行ったら初物のすじこが売ってました。

まだ早い気もしますが、即購入。

家でばらしていくらにしてます。


自家製のいくらは最高なんです。

あぁ腹減った。


どうも、公認会計士・税理士・印紙税管理士・お肉博士の金子です。


 

さて、本日は税金の壁のお話です。

よく質問を受けるので、今回まとめてみました。


今日は分かりやすくするために、細かいことは省きます。

#いつも細かいことを省く男

#それが俺


内容に行く前に今日の前提です。


収入・・・お給料の額面金額の1年分(手取りじゃないよ)

所得・・・税金がかかる1年間の儲け

前提・・・夫が働いていて、奥さんが働く場合のお話


それではまりいます。


扶養って2種類あるよ

「扶養から外れたくないから、収入を103万に抑える」


よく聞くお話ですよね。

いわゆる「103万の壁」ってやつです。

扶養から外れたくないから、103万でパートやめている人多くないですか?


実は、103万を超えても扶養は外れません。

※配偶者の税金負担が増える可能性はあるけどね。


扶養とは一般に2種類の意味があります。

所得税上での扶養と、社会保険上での扶養です。



 

所得税法上でいわれる扶養とは、

夫の所得を減らす効果を指します。


こちらについては、年末時点での扶養の対象者で決まるのですが、

103万を超えてもすぐにその扶養から外れるのではなく、

収入の上昇に反比例してちょっとずつ所得を減らす効果がなくなっていきます。

ですので、103万を超えても扶養からは外れません。


 

もう一つの扶養は社会保険に関してです。

奥さんとか子供は夫の会社から保険証もらいますよね?

社会保険上での扶養は、自分で保険料を払わなくても、OKというものです。


この壁は後述しますが、103万ではないです。


分かりにくい仕組みなのが一番の問題なのですが、

とにかくここでは扶養は2種類あるとご理解ください。


そして、壁の話

103万とか130万とか税金の壁の話がでてきますが、

ここで整理しちゃいます。

この表を見れば全部分かります!!


ドンっ!!!!



左から順に説明しますね。


まずは、勝手に名付けました。

100万円の壁です。


これは、奥さんに住民税が課税される金額です。

自治体によって異なりますが、

柏市だと965,000円を超えると住民税が課税されます。


税金なんて払いたくない!という人は、

そもそも収入を965,000円に抑えてください。

月80,000円が目安です。



次に、壁界では有名な103万の壁です。

これは、扶養とは基本的に関係なくて、

奥さんに所得税が課税され始めます。

この壁を突破した人は前述の住民税と所得税が両方課されます。


ここでは扶養からは外れません。



3番目は106万の壁です。

一定の要件を満たした上で年収が106万を超えると、

社会保険に加入しなければいけません。

ここで扶養からは外れます。


一定の要件とは、


・学生ではないこと

・正社員が501名以上の会社に勤めていること

・1年以上の雇用期間があること

・月収88,000円以上であること

・所定労働時間が週に20時間以上であること


です。


今まで社会保険料を払わなかった人でも、

106万の年収で上記の要件に該当すると、

自分で払う必要が出てきます。

手取り的にはここがかなりインパクトあります。


次いで、130万の壁です。

この場合には、問答無用で社会保険に加入する必要があります。

したがって、基本的には奥さんが働いている場所が、

大企業ではない限り、130万の壁をいちばん意識する方がいいです。

これは(社会保険上)扶養から外れます。



最後の二つは同時に説明します。

150万の壁と、200万の壁です。

所得税上、奥さんの収入が150万を超えてくると、

夫の税金が増え始めて、200万で所得を減らす効果がなくなります。


ここで初めて所得税上も扶養から外れます。


似たような言葉が多くてなかなかしんどいですが、

皆様の頭の整理に役立てればうれしいです。


楽せず楽しく生きましょう。

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