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ふるさと納税で税金が増える???

  • 執筆者の写真: 金子 洋樹
    金子 洋樹
  • 2023年2月13日
  • 読了時間: 3分

ここ数日は少し暖かかったですが、

今日は雨で寒いですね。


先月から相棒のCOO田中とダイエット勝負をしているのですが、

まずは、少食になろうということで、

あすけん、というアプリで毎食レコーディングしています。


このあすけんというアプリですが、

バーコードを読み取って、栄養とかカロリーとかが分かるので、

毎食計算しながら食事を採っています。


カロリー以外にも栄養素についても目標値が設定されるのですが、

これがなかなか曲者で、全然目標値に届きません。

特にビタミン系。


ですので、サプリで補っているのですが、

花粉症の薬を合わせると、

毎朝、20錠オーバーの錠剤を飲む羽目になっています。


完全に「Overdose」です。


どうも、公認会計士・税理士・印紙税管理士・お肉博士の金子です。



さて、前回に引き続き確定申告のお話です。

今回は「ふるさと納税をすると税金が増える」というお話です。


ふるさと納税のおさらい

まず、ふるさと納税をおさらいしましょう。

ふるさと納税をすると税金が減る、と思っている方が多いですが、

それは間違いです



ふるさと納税は、

「自治体へ寄附をすることで住民税・所得税の控除対象になる」

という行為です。


そして、控除の対象となる金額は、

寄附した金額から自己負担分の2,000円を引いた金額です。


したがって、元々の税額は変わらず、

むしろ2,000円多く払うのが、ふるさと納税です。


では、なぜ皆さんふるさと納税をするのか。

それはもちろん、お礼として返礼品がもらえるから、ですね。


この返礼品分がお得になるから、

ふるさと納税をするんですね。


税金が減るわけではないので、そこをちゃんと認識しましょう。



で、税金増えるってどういうことよ?

先ほどもお伝えしましたが、

ふるさと納税は、


寄附→お礼で返礼品がもらえる


という一連の流れと認識されているのですが、


寄附というのは対価を求めないから寄附であって、

返礼品は買っているわけではなく、

あくまでお礼なので、


×ふるさと納税で返礼品を買う


という一連の流れではなく、


〇ふるさと納税をする(行為が完結する)

 →お礼で返礼品をもらう(寄附の対価ではない)


という2段階であることを認識することが、

ふるさと納税で税金が増える、という

訳わからない状況を紐解くカギになります。


つまり、返礼品はタダでモノをもらっている、という状況なんです。

勘のいい方はそろそろ気づくのですが、

日本の法律ではモノをもらったら税金がかかるんです。


分かりやすいのは贈与税ですが、似たようなものです。

ふるさと納税は所得税法上、一時所得に該当するんです。


したがって、返礼品をもらったら税金が増えるんです。


安心してください

ロジックは理解していただけたでしょうか。

でも大丈夫です。安心してください。



一時所得は以下の計算方法で算出します。


収入金額 - その収入を得るために払った金額 - 50万


ふるさと納税はタダでモノをもらうので、

もらったモノの値段が収入金額になります。


収入を得るために支払った金額はゼロです。

いやいや、ふるさと納税は?と言いたくなりますが、

ふるさと納税はこの返礼品とは関係ないんです。


したがって、その収入を得るために支払った額はゼロになります。


ということは、50万以上の返礼品を受け取ったら

税金が増えるんです。


訳わからないですよね。


ただ、50万の返礼品っていくらぐらいふるさと納税をする必要があると思います?



今はふるさと納税の返礼品は、

ふるさと納税の額の3割まで、と定められています。


ということは、


年間で167万以上ふるさと納税をすると、

税金が増えます。


年間で167万以上ふるさと納税をする人!

ご注意ください!!

#給与だと毎月370万ぐらいもらっている人

#それぐらいふるさと納税する人は細かいこと気にしない

#俺もそうなりたい



楽せず楽しく行きましょう。

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