年末調整虎の巻/第2巻
鬼滅の刃が爆発的ヒットしていますね。
無限列車だけだと、上弦の参(猗窩座)が非常に評判悪いのですが、
私的には猗窩座が鬼滅で一番好きだったりします。
どうも、漫画オタクの公認会計士・税理士・印紙税管理士・お肉博士の金子です。
さて、前回から引き続き今回も年末調整のお話です。
今回は扶養控除等申告書の書き方についてご説明します。
なお、今回マイナーチェンジがあるので、
(過去のblogでも触れています→LINK)
令和3年分の扶養控除等申告書についてのご説明となります。
資料については国税庁HPの抜粋ですが、
解説は筆者注釈のみです。
まずは全体像です。
ジャン!

見たことある方が多いかと思いますが、
年に1回なのでよく分からないですよね。
細かく見ていきましょう。
名前とか記入しよう!

①所轄税務署長等
通常、会社からもらう際にはここは印字してありますが、
勤めている会社の住所を所轄する税務署の名前と、
ご自身が済んでいる市区町村の名前を記入しましょう。
所轄する税務署は、
「○○区 税務署 所轄」とかでグーグル先生に聞いてください。
②給与の支払者等
ここも、通常印字されています。
されていなかったら、
「法人番号 ○○株式会社(ご自身の会社)」とグーグル先生に(以下同文)。
➂あなたの氏名等
これは説明いらないですよね。
印鑑を忘れずに。
④従たる給与についての扶養控除等申告書の提出
何それ?って感じですよね。
2か所以上から給与をもらっている人の場合に提出している可能性があります。
通常は無視でいいです。
配偶者や扶養家族の情報を記入しよう!

①源泉控除対象配偶者
配偶者の所得が95万以下であれば記入します。
パート等の場合には年間額面で150万円以下です。
なお、配偶者(特別)控除を受ける場合には、
「給与所得者の配偶者控除等申告書」の提出が必要です。
こちらの書き方は次回です。
②控除対象扶養親族
16歳以上の扶養親族で年間所得が48万以下の方を記入します。
アルバイト等をしている場合には年間額面で103万以下です。
➂個人番号
家族分も必要です。
④老人扶養親族
②で記載した方で70歳以上の場合、
ご自身の直のご両親で同居している場合には同居老親等にチェック、
それ以外ならその他です。
⑤特定扶養親族
②で記載した方が19歳以上、23歳未満の場合にチェックです。
⑥非居住者である親族
②で記載した方が、日本に住民票がなく、かつ、1年以上日本に住んでいない場合に○をつけます。
障害者等について記入しよう!!

①同一生計配偶者
配偶者が障害者等に該当する場合にはチェックします。
②扶養親族
扶養親族が障害者等に該当する場合にはチェックします。
なお、16歳未満の扶養親族も対象ですので、お忘れなく。
➂寡婦など
あなたが寡婦、ひとり親、勤労学生に該当する場合にチェックです。
寡婦、ひとり親についてはこちら→LINK
④障害者または勤労学生の内容
チェックした場合にその内容を記載しましょう。
障害者手帳の交付日付等です。
住民税に関する事項を記入しよう!

①16歳未満の扶養親族
16歳未満の扶養親族について記入します。
②控除対象外外国扶養親族
①で記載した方が、日本に住民票がなく、かつ、1年以上日本に住んでいない場合に○をつけます。
そろそろ、本格的に朝晩冷え込んできましたね。
年末に向けて、体調崩さないように、
手洗いうがい、R-1を毎日心がけていきましょう。
#R-1