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年末調整 虎の巻/第1巻

生命保険会社から保険料控除証明書が届き始めました。


今年ももう年末なんですね。

毎年、冬の訪れを季節の移ろいではなく、

保険料控除証明書で感じています。


どうも。情緒もなにもない、

公認会計士・税理士・印紙税管理士・お肉博士1級の金子です。

 

さて、本日から数回にわたり、年末調整について書いていこうと思います。

年末調整を語る上で、今回はその成り立ちからスタートします。

まずは、所得税について

所得税とは、

個人の所得に対して係る税金です。


雑に言うと、年間の収入に対して税金がかかるわけですね。

本来ならば、自分で計算して、その年の税金を納める必要があります。


そうです。

確定申告です。

でも、全員が確定申告してたら、税務署も対応できないですよね。


確定申告をしたことがある方なら分かるかと思いますが、

今でも2月から3月は税務署激混みです。


朝は大行列しています。

ですので、全員が確定申告をしなくても済むように、

国が考えたわけです。

 

サラリーマン(女性含む)は確定申告不要にしよう!

彼らの給料から所得税引いちゃえばいいじゃん!

 

と。

平成30年のサラリーマンは6,000万人弱だそうです。

すごい数です。

この方々は思惑通りに、

確定申告をしていません。



さらに、皆様、給料から所得税が引かれていますよね。

これが源泉徴収です。

このアイデアによって、今の制度が始まりました。

そろそろ年末調整のお話

前置きが長いですね。

ここからが本番です。

さて、めでたく(?)毎月の給料から所得税が引かれることになりました。


でも、毎月給料が支払われるタイミングで年間の所得って分からないじゃないですか?

分からないですよね?

前述しましたけど、所得税は年間の収入に対して税金がかかります。


ですので、


毎月の給料から控除した所得税

と、

年間の収入から計算した所得税


が違っちゃうわけです。



その差額を精算して年間の所得税を計算する。

これが、

年末調整

です!


 

今回は成り立ちでしたので、

次回はもう少し踏み込みます。

ここから年末まであっという間です。

1日1日を大切にしましょう。

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