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朝三暮四



普通に日常生活していると、

ハラハラすることとかドキドキすることが

非常に少なく、

イライラすることは

多いかもしれませんが、、、涙

ダーツをしていると、一喜一憂することが多く、

いや、一喜一憂できることが多いです。

例えば、クリケットをしていて、

相手が最初にラウンド1回目で20のトリプルに入ったりすると

「ああ、やばい、負けるかも」と思ってても、

最終的に勝てたときとかはとても嬉しいですし、

ラウンド14回、残り6投で、95対88くらいの僅差のときとかは、

1投1投かなり重要になってくるので、ハラハラします。

(プロの世界大会のあの舞台で、あんな小さい枠にバシバシ入るのは本当にすごいと思います)

夜の遊びといえば、ビリヤード派だったのですが、

最近はめっぽうダーツにハマっている営業部長の田中です。

 

人生は、

感情の振れ幅が大きければ、大きいほど

豊かになると考えているのですが、

ビジネスとなるとそうはいかないです。

 

ここで、朝三暮四ということばがあるのですが、

一喜一憂しているとこの朝三暮四の状態に陥ってしまいがちです。

朝三暮四とは、目先の違いに気をとられて、

実際は同じであるのに気がつかないこと。をいいます。

 

また、この言葉の由来は、

中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、

朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、

朝に四つ、暮れに三つやると言うと、

たいそう喜んだという「荘子」斉物論などに見える故事からきているそうですが。

この猿は、実は一喜一憂したのではないかもしれません。(゚Д゚;)

とういのも、会計的には、この時間的価値というもの、

その現在の価値を算定するという考え方があります。

 

もう少し詳しく、

お金は時間が経てば、経つほどその価値は上がっていくのです。

なぜか?

身近なところで、銀行にお金を預けると、

利息というものがもらえます。(すごく少ないですが)

これは、お金を他に利用することができるため、

そのお金を運用する時間に対しての価値があるため、

その時間に価値を見出しているのです。

会計においては、この考え方に基づいて、価値を算定する機会がとても多く、

株価の算定にも用いられます。

株価の算定には、さまざまな方法があるのですが、

その中でこの時間的な価値を考えて、

算定する方法はDCF法というものがあります。

DCF???なんぞや?

Discounted Cash Flowです。

割引キャッシュフロー、(割り引いたお金ですね)

将来入ってくるお金を割引いて現在の価値を算定します。

割引く!?

そうです。割引きます。

 

割引き方は、

例えば、田中銀行に100円を預けると、

年利10%なので、1年後に10円の利息が付きます。

そうすると、今の100円が1年後に110円になります。

この計算式は、100×1.1=110です。

割り引くというのは、この逆をする、つまり割る(÷)。

1年後の110円って今いくらなん?って時に、110円を1.1で割ります。

この計算式は、110÷1.1=100です。

割り算をして、算定するから割引きと呼びます。

この計算を会社に将来入ってくるお金でするのが、DCF法です。

 

まあ、会社となると、

将来どれだけお金が入ってくるのかとか

割引率って何%になるのかとか

どれだけの期間で算定するのかとか

単純にはいかないですが、

もしかすると猿はこのDCF法を知っていて、喜んだのかもしれませんね。






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